とは言えこのカード自体は前に見たことがある
マヤノの親父さんから「娘に手を出すな」と言う意味合いを込めて渡された事があったのだ
…ただ、その時にはママさんが親父さんの首根っこをつかんで
カードごとボロクズに変えてしまったので貰えはしなかったのだが

なのでこのカードも噂通りダミーのそれだろう
……しかし取るべき行動も既に決めてはいた

「そうか、拾ってくれてありがとう」
「えっ」

マヤノから当たり前の様にカードを受け取り、財布を取りだし、
さも当たり前の様にてそれをしまう

自分のじゃないと否定しない理由にはいくつかある

一つは、自分はロリコンではないと言う証明
マヤノの担当になれたことは誇りではあるが、それが特殊な性癖と誤解されているケースが時たまある
女の好みで担当を選ぶわけがないだろうに…マヤノ自身にも失礼な話だ
そんなくだらないイメージがまかり通るなら
ニシノフラワーのトレーナーやスイープトウショウのトレーナーなんかはもっと可哀想な事になる
なればこそ毒を以て毒を制す…じゃないけどこういう豊満な女性が好みと言う証明になるだろうと言う選択だ

もう一つは、マヤノを子ども扱いしないと言う証明
大人の男の嗜みと言うのは、正反対の年頃の女の子には理解できない物の方が多いだろう
だからこそ、そう言う大人もいるだろうと言う…反面教師的な行動と言う奴だ
当然今のマヤノからは嫌悪と拒絶が来るだろう
最悪担当から降ろされると言う事も覚悟している

しかしカードをしまう自分を見て彼女はいたって平常だった
てっきり『トレーナーちゃんの不潔ー！！！』とでも言って騒ぐもんだと思ったのだが
こっちを見てニコニコと笑っている

「一応聞くけど、このカードのお店ってどういう物か知ってる？」
「うん、知ってるよー！だからこの事は皆には内緒にしておいてあげるね☆」
「……そうか」
どうやら思った以上にマヤノは大人だったのか
よくある年頃の「大人は汚い」的な思春期病にならないような荒治療のつもりでもあったのだが杞憂だったか

「でもね」
「うん？」
「マヤの恋人になる人はそういうお店と縁がない人がいいかな」
親父さんが聞いたら悲しむなそれは

…夕刻…
昼間のカードの出来事を思い出すと、
マヤのあれは大人の男の性欲に対しての理解もあったのだろうか
それはそれとしてマジギレしてたと言う事なんだろう
だから騒ぐんじゃなくいたって冷静に…そして今日のトレーニングをボイコットしたのだ

「まあいい頃合いか」
彼女の可能性と方向性はトレーナーとして十分示せた
後は天才的な彼女自身が行く道を選べるはずだし、そこに自分は必要ない
つまり担当を降ろされても大丈夫なタイミングでもある
…正直云われないレッテルを貼られたまま担当を続ける精神力も無かったし

「せっかくだし例のキャバクラ行ってみるか」
ならばこのまま嘘を本当にしてしまえばいい

財布からカードを取り出して場所を確認し、向かって見る
粗悪な印刷のせいで、かすれたり滲んだりしてもうほとんど読めやしなかったのだが、
場所だけは分かったのは運が良かったのか

付いた場所は繁華街の片隅にある辺鄙な店舗
ここら辺の治安はいい方なはずだが、それでも道沿いは妙に薄暗く、
こういう店の経験がない自分にしては怖くてしょうがなかった
「マヤノより俺の方が随分と子供だな」
自虐で嘲笑いながら、勇気を出して扉を開ける

「いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました」
「…え」

受付に居たのは…あのメジロ家のご令嬢…メジロマックイーン…だよな？

「ささ、どうぞこちらにお座りになってください」
こちらが困惑している間にあれよあれよと店内へと案内される
…テレビとかで見たことはあるが本当にキャバクラってこういう内装なんだな
金足りるかな…

「ただいまキャストをお呼び致しますので30分程お待ちください」
「30分！？」
「はい、こちら指名制となっておりまして…初めてのお客様ですと少々お時間をいただきます」
「はあ…」
キャバクラのシステムには詳しくないが、確かにそう言うのもテレビであったはず
今フリーの女の子の名簿とか見せてくれるのだろうか

しかしその手のリスト的な物を持ってくる気配はなく、
手持無沙汰にメニューにあったアイスコーヒーを頼んで飲んでいるしかなかった

しばらくして
「お待たせしましたー☆」
元気な女の子の声が聞こえてきた

「マーヤでーす！よろしくね☆」
「おい」
綺麗に着飾ったマヤノトップガンがそこに居た

「俺の担当バはいつからキャバクラ嬢になったんだ？」
「え？今日からだよ？」
雰囲気にのみ込まれている上にもうツッコミどころが多すぎて頭が回ってない

「えーっと…とりあえずチェンジ…だっけ」
「できませーん！このお店は指名制だって言われませんでしたかー？」
客じゃなくて店側が指名するのかよ！

「そもそもむちウマ居酒屋って豊満なウマ娘しかいないんじゃなかったのか？」
「違うよー？ここは『ぷにウマ喫茶』！おっぱい大きい人とかいませーん！」
「はあ！？」
慌ててカードを取り出して確認をす…できねえ！かすれてて店名読めなかったんだ！

「マックイーンさんが作ったお店なんだって！すごいよねー」
だから受付に居たのかあの人！

…まてよ…このカードを渡したのはマヤだ…
店名が書かれている表面の印刷はかすれていて場所や電話番号が書いてある裏面は無事とかそんな都合のいい…
「……はめられた」

自分がキャバクラに行ったことがない事も、あの時自分が素直にカードを受ける事も、
そして今日初めて勇気を出してこの手の店に行こうとする事も、マヤノは最初から知っていた…わかっていたと言う事だ
だからあの時騒いだりしなかったのか…

「……帰る」
「えーっ！？」
結局マヤの方が一枚上手と言うか、この子のセンスには自分じゃ敵わないと痛感した
色々疲れたので早くここを出ようと立ち上がる

「マヤノも門限までには帰るんだぞ？」
「マヤはちゃんと外出許可とってあるもん！」
さすがマックイーンのお店だ…用意周到と言う事か…

「それよりトレーナーちゃん…むちウマ居酒屋って所に今から行くの？」
「……」
なんでそんなところまでわかるかな

「そこ行くよりマヤとおしゃべりしよーよー」
「マヤノとは学園でいつも話してるだろ」

「でもマヤはもっとキミとおしゃべりしたいなー」
「おしゃべりって何を…」
正直もうそのキャバクラに行く気力も、今無くなったので帰りたい
料金の確認と財布を取り出して支払いの準備をしだせば

「…マヤそういうお店に行く人を恋人にしたくはないって言ったはずなのに行く気なんだ？って言う事とか」
「…………」
財布に向けていた視線がぼやける
マヤに視線を移そうとして……本能がそれを無理やり止めたからだ
声のトーンが違う…ガチでヤバいと心臓と呼吸器官が命の危機を伝えだす

「トレーナーちゃん。マヤね。そのあたりの事、よくわからないの。…座って？」
「……なあマヤノ…俺はお前のトレーナーであって」

「座って」

その日はマヤノが寝落ちするまで話に付き合わされ、おぶって寮まで送る羽目になった

数日後
自分が『ぷにウマ喫茶』と言う店に入った事が噂となり
マックイーンのフォローが入るまで学園関係者への経緯の説明をしなければならないどころか
マヤノの親父さんからまた自室を爆撃される事となった

>マヤノの親父さんからまた自室を爆撃される事となった
軍属が
民家を
爆撃
すな

>マヤノの親父さんからまた自室を爆撃される事となった
また…？また…？

>マヤノの親父さんからまた自室を爆撃される事となった
前科者め…

結局パパノに爆撃されるのか…

>「違うよー？ここは『ぷにウマ喫茶』！おっぱい大きい人とかいませーん！」
特別個室のある方のやべー店じゃん！

パパノはさぁ…

>そんなくだらないイメージがまかり通るなら
>ニシノフラワーのトレーナーやスイープトウショウのトレーナーなんかはもっと可哀想な事になる
いや…その二人は…

一発だけなら誤射かもしれない

親も娘もバイタリティに溢れ過ぎてる…
まあまたなのはブライダルルックなマヤの写真を見てとかだろう…トレーナーがロリコンなわけではないだろう…ないよな…？

トレーナー室壊すべし

くそっ！メジロシティではないがメジロシステムだとは気付かずにマックイーンが出るまで読み進めてしまった！
このリハクの目をもってしても読めなかった！

>いや…その二人は…
片やお◯んぽ勢
片や桜花賞トライアルと菊花賞出走

これは恋愛頭脳戦ですね

わかったこと
トレーナーはむちウマが好きなおとな

なにやってんだこいつら

やれやれまたか…困ったもんだね（頭アフロにしながら）

>なにやってんだこいつら
マヤトレは常識的でマックイーンとマヤ親子がおかしいんだ

割と劣等感を刺激されてるトレーナーちゃんであった
あとストレス強そうだ

毎度誤解で爆撃されてそうなトレーナーだな

>毎度誤解で爆撃されてそうなトレーナーだな
やめなよ気軽に国際問題

まじで仕事辞めたほうがいいんじゃない？このトレーナー

>やれやれまたか…困ったもんだね（頭アフロにしながら）
ギャグ時空の人だったか…

怒ったマヤは怖いだろうな
ママノさん譲りだ

基本的にマヤトレはハリウッド時空で生きてる

今回はマック出てくるまでメジロ関係とは読めんかった

一発だけなら誤射

マヤノのピンチとよくわからないパンデミックとかだと途端にパパノが頼りになる時空だってある

>まじで仕事辞めたほうがいいんじゃない？このトレーナー
「座って」

タキオンがバイオハザードやらかしたりした世界線では一番頼りになるのがマヤトレとパパノトップガンのコンビなんだよな…

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

将来絶対尻に敷かれるわコイツ…

（なんかやたら口調強い子いない…？）

パパノとマヤトレがバディになるとトップガンやミリタリーものよりはアメリカンポリスみたいなバディモノの雰囲気になりそう

どこぞのスパイよろしく用意周到に暗殺しようとするパパの攻撃を紙一重で避け続けるトレーナー
なんか作品が違いませんか

下手なロリコントレーナーより先にマヤと結婚しそう…

まぁ劇場公開がまた延期して親父さんも暇なんだろう

マヤトレが真っ当に可哀想で反応しづらい…
まぁイケメンが色々巻き込まれてるのは絵になるか…

>下手なロリコントレーナーより先にマヤと結婚しそう…
だって
今年までは
16歳（3年育成後）で結婚出来るもん
ね

違うんです聞いてくださいパパノさん
俺はハメられたんです

>違うんです聞いてくださいパパノさん
>俺はハメられたんです
ハメたのは貴様だろうが!!!1!

>ハメたのは貴様だろうが!!!1!
パパサイテー！

こち亀のノリで日常的に爆撃されてそう

毎回爆撃オチしてそう

パパノはママノに抑えてもらうしかないだろう

米海軍はマーベリックを戦闘機に乗せるな

と言うかパパノさんも毎回ママノさんに怒られてるだろうなこのノリだと

【ロリコン確定】マヤノトップガントレーナーアンチスレpart2406【ぷにウマ常連】

>【実は仲間？】マヤノトップガントレーナーアンチスレpart2406【ぷにウマ常連】

はい…マヤトレ清い交流を心がけます…
だからねマヤノ…大人になるまではマヤノもこう言うことは駄目なんだよ…