始まりは何だったのか考えるといつも悩んでしまう
カイチョー、ことシンボリルドルフに憧れてトレセン学園に入学し自分の事を見てくれるトレーナーに出逢えた
三年間を必死に駆け抜けてすれ違いや、怪我もしたりしたけど二人で温泉旅行にも行った
自分はトレーナーである彼を大、大、大、大好きで彼は自分の絶対の存在であるのは疑いようはない
だったら今自分がしてる事は何だろうなぁと思う時はある、あるのだけれども

「テイオーちゃんいらっしゃいー」
「お邪魔しまーすっ！」
「はーい、今晩御飯の準備しようと思ってたんだけど何か食べたいのあるかい？」
「にししっこのテイオー様を出迎えるのならとびっきり美味しいにんじんハンバーグ！」
「おっけーっそういうと思って材料は準備してあるから適当にくつろいでてよ」

トレセン学園からバスを使って３０分、ウマ娘なら走ればすぐという程度の距離のマンションの一室
訪れたテイオーを出迎えた声は上機嫌で弾んでいて、そんな声を聴くとついつい自分も楽しくなってしまうのを彼女は自覚する
高鳴る気持ちを我慢できずに跳ねるような走りに付き合ってくれた靴を脱ぎ、リビングのテレビ前に設置されたソファーに飛び込むように横になる
道中購入してきた今日の日の為の色んなモノ、をテーブルに放り投げた後で
自分の特等席を確保できたテイオーはご機嫌で目の前のテーブルの上のリモコンに手を伸ばしてチャンネルを切り替え始めた
土曜日の夜、トレセン学園の生徒が一斉に外泊許可を申請する日に自分もこうして自分のではない部屋で寛いでいる
もっと厳密にいえば自分の部屋でも、トレーナーの部屋でもない場所で、だ

「テイオーちゃん今日もこっち来て大丈夫なのかい？最近毎週寄ってくれるのは嬉しいけど…」
「えーっ別に良いじゃ〜ん、ボクはこっちが良いなーって思ったら来てるんだよ？難しい事は聞かずにカンゲーするべきだと思うな〜？」

まぁ…テイオーちゃんがそういうなら良いんだけど…そうだ、お風呂入ってくなら――」
「だいじょーぶっ！ボディソープの替え買ってきたからあとで詰めておいてよ”」
「オレがするのぉ？」

当然だよね？このテイオー様を働かせる気なのかな〜？
なんて冗談めかして笑えばキッチンの方からは、ハハーッ！なんて声が返ってくる
打てば響くようなやり取りが楽しくてしょうがない…カレはボクのトレーナーじゃないのにな

始まりは何だったのか考えるといつも悩んでしまう
一番大好きなトレーナーと過ごしたいわゆる、最初の三年間に足を痛めて自棄になって思いっきり遊んでいた時に出逢ったから？
なんだかトレーナーと違うタイプの大人の人が新鮮でいっぱいお話していたから？
福引であてた温泉旅行券をおめでとうございまーす！って言って手渡してくれたのがカレだったから？
ボクのトレーナーと二人で行った旅館で偶然…偶然かなぁ、絶対アレはわざとだと思うんだけど、鉢合わせて３人で過ごして
お酒を飲んで普段からの疲れでトレーナーが寝ちゃったから？

ボクのトレーナーと二人で行った旅館で偶然…偶然かなぁ、絶対アレはわざとだと思うんだけど、鉢合わせて３人で過ごして
お酒を飲んで普段からの疲れでトレーナーが寝ちゃったから？
…思い出すと本当にボクの為に頑張ってくれてたんだなぁって思い返すと何だか今でも顔が熱くなるんだけど、その時にこの人に迫られたからかな…？

思い返しても何処が最初かって言われるとやっぱりわからない、とカレと二人で購入したクッションに頭を埋めてんん〜〜！とそれでも考え続ける
段々と頭の中では温泉旅行の日の夜の事や、そのあと数年に続くこの関係に意識は向いて、段々と胸の奥とお腹が熱くなってきた辺りで―――


「テイオーちゃん！できたよー！…お皿くらいは出してくれたりしても良いと思うんだけどなー？」
「ｳﾜｧ！も、もー！突然声をかけないでよー！…もうご飯ー？ちょっと早いんじゃない？」
「ふっふっふ、テイオーちゃんが来てくれるっていうから先に色々用意してたんだよ…今夜は…ほら」
「う、うん……でも、このボクを満足させる料理じゃなかったら帰っちゃうから覚悟してよねー？」

結論から言おう、料理はとても美味だった
厳選された人参の甘みがひき肉に伝わり、玉ねぎやらその他諸々やらの甘みと重なる
結果として肉料理でありながら野菜の甘みをたっぷりと感じられる、満足のいく一品だった
というのは、食事を堪能しこんもりと膨らんだテイオーの姿を見れば誰しも理解ができるであろう

「もーたべれないよぉ〜」
「オレは止めたよ？４杯目のお替りするから残ってた分まで焼く事になった所で止めたよ？」
「だって美味しいんだもん！なら美味しくないように作ってよー！」

無茶を言わないでよ、とテイオーの頭を膝に乗せたカレは苦笑いをする
料理を終え洗いものを終えエプロンを解いたカレは穏やかな表情でテイオーを見つめると少しだけ緊張した様子を見せる
長い付き合いだ、大好きなトレーナー程ではないにしろ慣れ親しむほど顔を合わせ
今では歯ブラシは言わずとも、自分好みのシャンプーまでこの部屋に置いてるから、何を言いたいのか理解できた
なので、言う

「あー…ボクなんか今日はトレーニングで疲れたなぁ〜…お風呂入らないでねちゃいそーっ…♪」
「でもテイオーちゃん、汗は流さないとべたべたして気持ち悪いんじゃないかな……？」
「そうだけどさ〜疲れて動けないんだもん！ねー…ボクどうしたらいいと思う？」

テイオーが足を上げる。
彼女の体の柔らかさ、その全てを使うようにカレの膝に頭をのせたまま、右足のつま先をカレの頭の上に乗せる
そんな器用な事をすれば当然、テイオーのあられもない姿は余すところなく見えてしまうだろう
…それでいい、これが開始の合図なのだ

「テイオーちゃん……テイオー？」
「ふっふーん、何かな〜？本当に見るのはボクだってようやく気づいてくれた？」
「…えぇっと、【また】止まらないよ？」
「うんうん！来たまえ…無敵のテイオー様が相手をしてしんぜよー！」
「わかった…じゃあそのするけど、テイオー…お風呂は？」
「一緒に入ろ♡」

その会話だけで充分だった
男の顔が女の足に寄せられ、唇が触れる
それが合図だった


―――――――――――

ちゅっ♡ちゅーっ♡れろぉ♡♡ちゅ♡ちゅぅ〜っ♡♡
男の唇はテイオーの太ももに何度も吸い付き、ふくらはぎを舐めあげ、唇の痕を何度も刻んでいく

「あっ♡あんっ♡も、もぉ〜…♡ボクの足はテイオーのぉ…あんっ♡足なんだぞ♡♡♡」
「そのぉぉっ♡足に気安く…もぉぉ♡ぉぉお♡キスなんて、ぇぇぇ〜〜♡♡♡あとがのこったら、どーするのさ、ぁ♡♡」

ちゅぅぅっ♡と聞くものがいれば品性が無い、空気を思いきり吸うような音が響くたびに、足を持ち上げてるテイオーの身体はビクビクッ♡と跳ねる
背中まで浮かび上がらせ足をピーーンッ♡と張り全身でその特別なキスを楽しむのは、今や左の足だ
右の足はすっかりカレ、の唇の痕だらけでぐったりと力尽きた乙女のようにたれ下げられている
代わりに生贄になった左足はといえば…見ての通り、一度キスをされる度につま先が張り、指が呼吸を求める鯉のように微かに動き回る程度にしかならない、


「気安くなんてないよ、オレはこのテイオーの脚が好きなんだからっ…細くて折れそうだけど奇跡を起こせる足じゃないかっ」


トレーナーの事が頭に浮かぶ
真面目で自分の事を本当に考えてくれて走りが好きと言ってくれて…これ以上ない「絶対」に大事な人
罪悪感はないわけではない、でも、だからこそ……テイオーは思ったままを口にする

「当然だぁ…んっ♡よ…ボクは無敵のテイオー様で、ボクのトレーぁ♡…ナーだよ…ボクをトウカイテイオーにしてくれた人なんだからねっ♡」
「……なら、オレはテイオーをどうした人なのかな？…教えてよ、見るべきはオレなのかトレーナーなのか」


ちゅぅ〜〜っ♡♡♡♡と男の身体が前のめりになり、テイオーの大きく広げられた「女の子」に近い場所に唇が触れられた
純白にリボンがついただけの色気のない下着、だが彼女なりの精いっぱいの下着
それを間近にした彼はむわぁ…♡と漂ってくる強い、ほかの誰でもない
トウカイテイオーという少女の匂いに誘惑されたように視線が釘付けになる。

「…………男の人ってエッチだなー♡」
「テイオーが相手だからなんだけど…ごめん」
「ううん、良いよーっ♡ボクも嬉しいから…ねぇねぇ、ボクって魅力的かな〜？」
「当たり前だろ！？こんなに凄くてこの、その…可愛いウマ娘他にいないって」

「…そっかぁ♡えへへーっ♡♡♡」

じゅんっ、とカレに見せている下着の奥が疼き出すのがわかる
否。とっくの昔に欲しがって、疼いて、お腹の奥でカレを求めていた
「最初」の頃から理解していて、それでも自分が楽しむ為のスパイスとして改めてそれを認識したテイオーは足を下ろす
カレの膝の上でごろんっ♡と体制を動かし下を向くと、何度も、何度も後頭部に当たっていた硬いそれの匂いを胸一杯に吸い込むのだ

「すぅー♡はぁ…♡すぅー…♡♡♡はぁ…♡…ねぇ、もう我慢できないよ…しよ♡♡♡」

トレセン学園外泊許可は今日も様々なウマ娘の申請で握っている

これから寝ようってのに股間に火を入れさせるんじゃない！
ありがたいですね

うんこついてますよ

共に歩んだトレーナーへの思いが恩人なのか異性としてなのか解り切る前に好きの居場所に滑り込まれちゃうのいいよね…

よき…

曖昧な少女の心だものガツガツ行く男に惹かれてしまうのも当然

このキャラって原作見てると浮気しないと思うんだ

うんこついてますよ

>このキャラって原作見てると浮気しないと思うんだ
うんこ付きは嘘つきだからする

ありがたいが今シコったとこなんだよな…

>段々と頭の中では温泉旅行の日の夜の事や、そのあと数年に続くこの関係に意識は向いて、段々と胸の奥とお腹が熱くなってきた辺りで―――
ここの詳細が欲しいわ!詳細を見せて頂戴!

むっ！

トレーナーへの感情は朧げな初恋か親愛で
カレには明確な愛が見えてこれは…純愛では

新規参入はありがたい…

>トレーナーへの感情は朧げな初恋か親愛で
>カレには明確な愛が見えてこれは…純愛では
思ったほど脳が壊れなかったのはそこか…

いい…

>共に歩んだトレーナーへの思いが恩人なのか異性としてなのか解り切る前に好きの居場所に滑り込まれちゃうのいいよね…
恋はダービー…

いっぱいﾃﾞﾀ-からまた書いてくれたらありがたし

トレーナーと付き合うより健全

>共に歩んだトレーナーへの思いが恩人なのか異性としてなのか解り切る前に好きの居場所に滑り込まれちゃうのいいよね…
NTRやんけ〜！

>>カレと二人で購入したクッション
>今では歯ブラシは言わずとも、自分好みのシャンプーまでこの部屋に置いてるから
半同棲状態じゃん！エッチすぎる…

>NTRやんけ〜！
まさしく寝てから言え！

最初カイチョーの名前が出たからトレーナーに隠れて近親エッチするのかと思った

やっぱ、なんかちがうな

なんか男の口調がカマっぽい

なによ！

もっと男をチャラチャラしたやつだと好みだった

なんなのこの浮気怪文書ブーム
勘弁してよ色んな意味で

いい…

>なんなのこの浮気怪文書ブーム
>勘弁してよ俺のちんちんが持たないって意味で

imgにNTRが投稿された朝ァ！

NTRなんだろうけど結果だけお出しされてるのと両思いなのもあって別にそこまでダメージもないな
もう少し前の葛藤とかあったらヤバかったかもしれん