その証左に周りの同僚たちが苦悩している間、私たちは極めて平穏に過ごすことができた。一緒に映画やショッピングに行ったり、私の部屋に招いてご飯をごちそうしたりされたり。絆が深まるのを感じた。
レースのご褒美になでなでやハグを要求されたのには驚いたけれど、女子高時代に物陰で親友同士がしていたのを見かけたことがあるのでそれだと思った。大丈夫、距離感を保ってる。

時折私の顔をじっと見つめるのも、お泊りで布団に潜り込んでくるのも、二人きりで温泉に行くのも、大丈夫。私もスズカもお互いが友達だとはっきりと言っているし、思っているし、そのはず。

スズカと私はあくまで担当とトレーナーでお友達。しかし今度のレースのご褒美でその思いは盛大に裏切られた。

「トレーナーさん、次のレースで一着だったら………私と、お付き合いしてほしいです」

出走直前の控室で爆弾を突き付けられた私は唖然とするほかなく、返事も聞かずに見たこともないような表情で部屋を去るスズカをただ見送った。
だってそうだろう。恋するウマ娘は止められない。
誰だってウマに蹴られたくはないのだ。

「私、勝ちましたよ」

掛かったスズカに届く言葉は一つだけ。
それを言ったが最後、私たちに距離なんて言葉は消え去ってしまうだろう。
どこでどう間違えたのか。でもそんなことは杞憂に過ぎなかった。

スズカの透き通るような瞳を見た瞬間、後悔なんて吹き飛んでしまったから。

スズカさんは距離が近い人にべったりだといいなと思いました

嘘でしょ…

>嘘でしょ…
受け入れてくれないと…思ってた

>女子高時代に物陰で親友同士がしていたのを見かけたことがあるのでそれだと思った。
ねぇそれ…

なんだい今日はやけに百合鴨葱を見かけるが

たぶんこの後キスした

正直な所スズカさんと体を密着させながら名前を呼びあってうまぴょいしたいなって思ってる

>「トレーナーさん、次のレースで一着だったら………私と、お付き合いしてほしいです」
思わず言っちゃった
>「私、勝ちましたよ」
ダメかなって凹んでる
>スズカの透き通るような瞳を見た瞬間、後悔なんて吹き飛んでしまったから。
吹き飛んだ

スズカさんはこういうしっとりしたのが似合う

ウマ娘間の同性愛って多分珍しくない傾向だと思うんだけど鴨葱はなぜその対象に自分は含まれないと思ったのだろう…