腕の中で必死に抵抗する彼の喉に手を伸ばす。狙うのは喉仏の横、頚動脈洞。抵抗の隙を与え、充分に血圧を上げさせたうえで。
「！オグリ…？どうして…助けて！誰ｋ」
「トレーナー、わたしはキミが好きだ。だから、許してほしい。」
これ以上大声を出される前に、ぎゅう、と圧迫して、一気に絞め落とす。強く痙攣して最後の抵抗を試みるも、それは私の膂力で抑え込まれる。

果たして、それはきわめて上手くいった。一瞬ののち。彼のからだがだらりと弛緩する。如何に鍛えているとはいえ、たかが成人男性が私に敵うはずがないのだから。
内心小躍りしながら、頭をぶつけぬようゆっくり床に下ろす。だらしなく半開きになった唇、熟睡したように動かない瞼。
100点満点で120点の完璧な絞め。これで私は、彼を、望み通りに。

…そうだ、私はこのあと、どうすればいい？
うん、今は私のやりたいことができる。抵抗なんてされない。好きなことをすればいいんだ。ひぃ、ひぃと浅く速い深呼吸をして、心を落ち着かせる。

彼の心が手に入らないかもしれないなら、せめて肉体だけでも私のものにしておきたい。
彼の唇を塞ぐ。口呼吸が阻害され、鼻息が頬に当たる。彼の柔らかい唇は、すこしメントールの刺激。きっと、私に会うためにリップクリームを塗っていたのか。
舌を割り入れる。自分と彼の舌のざらりとした感触と、糸を引く唾液。絶望的に気持ちよくないキス。私の、おそらく初めての。
これで、いい。

じゃあ、次は何を？
そうだ、タマのトレーナーが首筋に歯形をつけられていたことがあった。あれをやってみよう。
首筋、このあたりでいいだろうか。舌を這わせ、汗の味を感じながら、歯を突き立てる。ぐに、という肉を噛む感触。
あんまりやりすぎると筋肉が崩れてしまうから、ほどほどに。組織を皮膚の上から軽く破壊する程度でいい。…これで、よし。
汗と唾液と涙と鼻水の混じったものを嚥下する。彼の首筋には、血がでないのが不思議なほどの跡。これなら問題ない。間違いなく、彼はわたしだけのものだ。

うん、次はどうしようか。当然だが、失神した相手に逆ぴょいはできない。であれば、意識が回復するまで私の慰みものになってもらおうか。そう思って、
ふと気が付くと下半身がびしょぬれになっている。私のジャージも、トレーナーさんのズボンも。多分二人とも失禁したのだろう、生暖かい感触が、いつの間にか腰あたりまで。

唐突に、ぶしゅーと、変な音がした。
寒気のする隙間風が部屋の中に入ってくる。床に広がった私とトレーナーさんの尿が波を立てる。これは湯気だろうか、それとも霧だろうか。
部屋の低いところに靄がかかり、わたしの意識れべるを、すこし、下げていく。

「一次鎮静、規定量よし。二次鎮静準備よし。突入用意、カウントいきますよ。3…2…1…はい！」
私の耳がそのよくわからないコールを捉えた直後。トレーナー室の扉が上から下に開く。
否、世界史の授業に出てきた、破城槌のようなへんなもので、とびらが叩きわられる。
かぎはかったはずなのに、蝶番がはずされていたのか。ドアを踏み倒して、だれかが入ってくる。トレーナーにウマ乗りになっている私は、すぐにはうごけない。腰が抜けてしまって、立ち上がることすらできない。

なにかよくわからない人に拘束されて、鼻を覆うマスクを付けられる。深呼吸の指示通り、微かに甘い香りを吸い込むと、安心感のあるふわふわした感じに襲われて。何か可笑しいのか、表情が緩んでしまう。
少しの吐き気を堪えながら、私はどこかへ搬送されていく。そうか、行先は保健室か。
そうだ、ねむい。とても逆ぴょいなんてしたくない。今は保健室のベッドで寝たい気分だ。

-----------⏰-----------

何時間経っただろうか。誰かに体を拭かれる感覚で意識を取り戻す。
鼻には…まだ鎮静用のマスクが着けられている。でもさっきほどの濃度ではないらしい。思考ははっきりしているし、ちょっとほっとするような、いい気分なだけ。
体液でぐしょぐしょだったはずの服は脱がされて、尻尾と髪は乾かされ、申し訳程度の下着で寝かされている。左手首と、左乳房の下に心電計の電極。

「オグリ、おはよう。…大変だったね。」
「………トレーナー？」
「とりあえず今は休んで。疲れてるだろうし、後からゆっくり考えればいいよ。」
慣れた手つきで私の膝の裏を拭きながら、優しい口調で私を慰める。
ちょっと鼻声だが、いつものトレーナーさんだ。まるで何事もなかったような、普段の抑揚。
私はあんなに酷いことをしたのに、彼は何も変わらない。きっと、この私に何をされたか覚えていないからそんなことが言えるんだ。

彼がタオルを変えるために出ていく。瞬間、首筋が嫌でも目に入る。
頬と唇には赤々と吸引性皮下出血、首筋には肉の崩れかけた咬傷。ウマ娘の情動は充分手加減していてもこのレベルになり得るのだ。
胸に涙が落ち、鼻水がマスクの中に溜まっていく。みっともない、私の嗚咽が個室の外までもれていることだろう。

「トレーナーさん。鎮痛、増やします？」
「ええ、お願いします。オグリが自分のやったことと向き合うのは後で良い。今は少しでも、気を休めて欲しいですから。」
「オグリさんの鎮静じゃないですよ、貴方の咬傷ドレナージの鎮痛の方です。」
「私には…彼女の気持ちを受け止める責任が、ありますので。」

最近話題の
『ウマ娘がヤンデレになる薬』
『トレーナーが愛バのおねがいを聞いてあげたくなる薬』
『担当トレーナーの匂いに反応してウマ娘に猛烈な尿意を引き起こす薬』
『ウマ娘が尋常じゃなく発情する薬』のコンボです。ここのところのインシデントは流石に酷すぎる。

…タキオンさん。いい加減、本当にもう、やめにしませんか？

鎮圧班が手練れすぎている

ウワーッ!多重薬物!

>…タキオンさん。いい加減、本当にもう、やめにしませんか？
他のスレ否定することはねぇんじゃねぇかな

>>…タキオンさん。いい加減、本当にもう、やめにしませんか？
>他のスレ否定することはねぇんじゃねぇかな
(多重で食らうとこうなるだけでいいぞもっとやれって意味だと思うよ…)

否定しているって言うかやべー薬の流出ネタの怪文書が急にたくさん生えてきたと言う状況自体をネタにしてるだけでは？

インシデントって言ってるし鎮圧班の愚痴だと思ったけど

本当に呆れてたらそれネタにして怪文書書くわけないじゃん

あの純朴なオグリにただ欲求のままに滅茶苦茶にされるというロマンは存在する
オグリロマンというやつだ

これ結局オグリキャップの3つのお願いはこれから聞いてもらえる示唆かな
平穏な日常が戻ることを祈るばかり(とりあえずタキオンと生徒会をどうにかしよう)

鎮圧班は一体どこの所属なんだ

トレーナーへの好意が止まらないオグリと
それによって自分がしでかしてしまった事の大きさを理解する様は美しい…

鎮圧班、ヤンデレの元怪文書で学園側が部隊を編成してるらしいからトレセン学園の総力が結集されてるよ…

オグリキャップがトレーナーをボロボロにするくらいになってしまうのだから、テイオー・ネイチャ・タイシン・ゴルシと各々のトレーナーさん達はどうなってしまったのだろう
助けて鎮圧班

誰かを叩くとかするつもりじゃねえんだけどこんだけ分かりやすく書いても他のスレを否定したように受け取られる場合もあるってちょっと怖いな

甘噛みが甘噛みなりえないウマ娘と人間の圧倒的力の差ってわからせるのいいな…良い文章力…

まだ理性が働いてて良かったけど
これが理性なんかお構いなしに襲ったらウマ娘が我に返った後は惨たらしい殺人現場になってるよね…

時計前と時計後で文体が明らかに変わるの良い
トレーナー、お願いのお薬がキマっている状態とはいえ聖人すぎない？
絞め技掛けて殺されてもおかしくない状態で吸われ噛まれ犯されかけたのに…
元スレのモモ肉「」レーナーよりはマシだろうけど。

なあにフッ化水酸水をばらまいたのに比べればなんてことないって

オグリが正気を取り戻したら息絶えていたいよね

>鎮圧班は一体どこの所属なんだ
キンイロ組

タキオンラボからだけの流出で学園内全域に広まると思ってるのか

タキオンを訪ねても研究室にいなくて実は地下牢獄兼専用研究室でモルモット君と謎の薬品を開発させられてる

>>鎮圧班は一体どこの所属なんだ
>キンイロ組
ikze…こいつら怖いっス…

私はダーク三女神、アグネスタキオンの活動を支援します

おねがいを聞いてあげたくなる薬は使われてなくね？