レースの時にも、いつもやってもらう。
走るのは好き、ターボエンジンを全開にしてどこまでもどこまでもかっ飛ばしたい。
でも、囲まれるのはちょっとこわい。
スタート失敗して、横に大きな相手がいたらと思うとブルブル震えちゃう。
でも始まる前、控え室でトレーナーはぎゅってしてくれる。
「大丈夫だよターボ、ターボは強い子だから、絶対負けないよ」
トレーナーの胸に顔をぎゅっとすると、ちょっぴりはずかしいけど、落ち着いて、胸がぽかぽかする、火が灯る。
「よおおおし、今日もターボエンジン全開！トレーナー、見ててね！」
だから、もう怖くない。テイオーにだって勝ってやる、最っ強のターボになるんだ！

ターボターボ、ターボを舐めるとー！
今日は土曜日、お休みの日！
普段はマチタンやネイチャと遊んだりするけど、今日のターボは一味違う。
そう、ジシュレンでもっと最強を越えた最強のターボになる！
チーム室の鍵も借りて……あれ？なんで鍵ないんだ？
開けっ放しにしちゃったのかな、ブヨージンってやつだ。
まいいか、お邪魔しまーってえええええ！
なんでトレーナーいるの！仕事！？土曜日なのに、まじで！
ターボ？ターボはね、練習にきた！
あれ、どうしたのトレーナー。なんかちょっと辛そうな顔してるよ？
絶対なんでもなくないって！女のカンってやつでわかるもん！

うーん、うーん……そうだ、ちょっとしゃがんで！
はい、ぎゅー！
ターボね、トレーナーにこうしてもらうとスッゴイ落ち着くし元気でるんだ。
トレーナーも元気でた？
えっえっ、なんで泣いてるの！？痛かった？ごめんトレーナー！
え、違う？うーん、よくわかんない……
「元気になったよ、ありがとう」
そう？ほんと？元気になった？
よっしゃあ、トレーナーもエンジン全開だ！
ターボもね、なんかとってもぽかぽかしてるの！
思いっきり噴射してくるぞおー！
え！練習終わったらご飯連れっててくれるの！？
やったぁ！ターボ頑張って走ってくるね！
そんな日もあって、それからなんだかお互い調子悪い時はぎゅーってするようになって。
今は毎日気づいたらぎゅーってするようになって、ターボエンジンも絶好調で、それから、それから……

今日もね、練習前にぎゅーってして欲しいな。
ぎゅーっ
ぎゅーっ
痛いくらいだよトレーナー、でも、暖かいね！
よし、それじゃ今日も——
「ターボー！いるー？」
二人きりのチーム部屋の扉が、唐突に開かれる。
「タ、ターボ！？その、ごゆっくり〜！」
「あ、ネイチャ！待てー！」
何やら用事があったであろうネイチャを追いかけることにする。
今日もエンジンはフル稼働、誰が相手でもぶっちぎれそう！
「先に行くね、トレーナー！……ちゅーは、練習終わったらね！」

何年か経ってしっとり大人になりつつあるターボの幻覚が降りてきたけど文章になりませんでした

こんな時間に起きてるやつが居るわけないだろ！

居るさ！ここに一人な

居るさ！ここにも一人な！

少女から女の子になっていくターボなんて想像するだけでおにんじんに悪い

ここにも居るぞ！

居るぞ...おやすみターボ...

甘えん坊なターボかわいくて良い・・・

お前らだけに良い格好はさせないぜ！俺も見ているぞ！

そうか…ターボももうちゅーするくらいの歳になったんだなあ…

冒頭から何を噴射する話なのかとドキドキしたが
ラストまで読んで甘酸っぱいドキドキを堪能しました

ターボは色恋を知る前にぎゅーとちゅーを知るタイプ

これはいいものだ

たぼぼ...

もっと幻覚を見続けろ