「ぬう……」
製本され学園に届けられた最新のウマシィ。その表紙と背表紙に私が写っているのだが……
「どっちも似合ってるよ。見てて誇らしい」
「そ！！う言う、問題で、は……」
トレーナーの茶化しに顔が赤くなる。表紙では白無垢姿の私が、背表紙にはウエディングドレス姿の私が写っていた。それはまだいい。創刊数十周年記念号と言うことで豪華に紙面を飾りたいという先方のオーダーなのだから
だが問題は……相手役として紋付き袴とタキシードを着た相手がトレーナーだと言うこと、土壇場においていきなり向こうから指示され押し切られる形での撮影強硬となってしまった
それに私の写真写りもどういう事だ！瞳は潤んで伏せられ、頬にも化粧以上に紅が差している。これではまるで本当にこの男と婚儀を上げて歓んでいるようではないか！
いや決して胸に何か来るものがなかったかと言えば嘘にはなるが…

「大体、貴様にだって迷惑がかかるだろう。出版社も何を考えてあんなことを…」
ただでさえトレーナーと担当ウマ娘はゴシップの標的になりがちだ、先ほどの様に褒められることは嬉しいが、この男の足を引っ張るような存在にだけは決してなりたくない
「依頼額を倍にしてもいいからこれを使わせてくれって先方が聞かなくてね。上とも相談して許可が下りたからまあしょうがないよ。それに」
「それに…なんだ？」
「写真の為だとしても、君の隣に夫役として立てたのは本当に嬉しかった。多少のやっかみなんてお釣りがくるよ」
唇に一瞬触れる彼の体温。顔が一機に熱を持つ
「っ……た、たわけが。いずれ必ず拝める立場にいておいて何を言う」
「だとしても、俺以外の男の隣に君に立ってほしくもなかったから」
抱きしめられる。学園の中だと言うのに、咎めねばいけない立場だと言うのに動けない。我儘に独占されていると言うのに喜びしか感じない
全く、なんと難儀な物なのだ。恋とか愛とか言うものは

ダスカの怪文書読んで一瞬で浮かんできてしまったので…

私性合

最高だ
ウエディング怪文書はいくらあってもいい

デレ女帝はパワー1200だな…

はーーーっ…好き…っ！

ウワ…ｳ

久々の女帝の甘々文書で明日も頑張れそう…っ！

>お母様が表紙を飾ったかつての表紙に憧れただとか一度でいいからウェディングドレスを着てみたかっただとかその姿をあの人に、トレーナーに見せたかったなどと言う不純不埒ふしだらな動機は全く無い
言い訳が長い！

ダスカの怪文書を書いた「」です
どうもありがとう！
女帝もイチャイチャが似合いますね
自分の怪文書から派生が生まれたのはこれが初めてでとても嬉しいです

友情怪文書発生！

この雰囲気の女帝とトレーナーだとかかってキスとかしちゃってない？

なんら問題はない

>ウマルート社
メジロじゃなかった，安心したぜ

メジロのは雑誌コーナーの隅っこにありそう

この言い訳の長さ…一瞬疲れかと思ったけど違うのか

いけー！このまま伝染していけー！

女帝式結婚式だの女王式結婚式だの後世に残っちゃうんだ…

>メジロのは雑誌コーナーの隅っこにありそう
表紙が隠されてるようなコーナー？

そのまま式を挙げろ

>この男の足を引っ張るような存在にだけは決してなりたくない
でじたんじゃないが俺はこの辺りで昇天しかけた

これティアラ路線が血みどろにならない？

女帝は頭はちみー漬けみたいに甘ったるいくらいでちょうどいい

>これティアラ路線が血みどろにならない？
普段から勝ち負けのやり取りしてるんだ１つ褒美が増えてもへーきへーき

た、たわけ♥

女帝の怪文書はイチャつくことへの言い訳が多く健康によい

>「っ……た、たわけが。いずれ必ず拝める立場にいておいて何を言う」
ちょっと掛かってしまっているかもしれません