無事手術は完了した。しかし、トレーナーは未だ目覚めず、病院で眠っている日々が続く。
私にできることといえば、なるだけいつも通り過ごし、いつも通りトレーニングをすることだけだった。思うところが無いわけでは無いが、彼が目覚めたとき何も変わらずに迎えてやりたかった。
その合間合間にトレーナーの見舞いに行ったり、彼の家を掃除したりと燻る気持ちを少しでも押さえつけようとしていた。
ベッドで寝ている彼は、まるでいつも通りに眠っているようで声をかければいつもの様に目覚めそうな気さえする程だ。しかし、返ってくるのは聞き慣れた声では無く冷たい電子音だけだった。

幾月が経った頃。学園でいつも通り、或いはどこか慣れてしまった寂しさを感じながら作業をしていた時だった。
着信があり見てみると、トレーナーの母親からの電話であった。聞くと、トレーナーがようやく目覚めた、とのことだ。
急いで病室に向かうと、何ヶ月ぶりかに聞く声がする。逸る気持ちを抑えつけノックをし入室する。そこには、久しぶりの、いつもの彼の顔が───
「どなたでしょうか？」

以前のお話の続き
エンディングはどうしよう
ところで私は智代アフターみたいな話は好きです

>ところで私は智代アフターみたいな話は好きです
オチが見えたぞテメー！

私は心臓が弱いのでハッピーエンドで頼む

智代アフターって単語10年ぶりくらいに聞いたな…

かわいそうなのはダメ

曇る女帝は好き
でも生にんにくみたいなもので食べすぎると体を壊す

>ところで私は智代アフターみたいな話は好きです
最後の希望に縋って1％の手術に賭けたら、99％を引くような結末が見える

軽い交通事故で意識だけ飛んだとかなら精神的なショックから自己防衛のための一時的な記憶喪失だと思える、事故のことについてメンタルケアすればいい
でもいきなり床に倒れられると逆にヤバい…

希望を与えてから絶望に落とす展開好き