必死になって走り、病院へとたどり着いた。
受付で部屋を聞くと、急いで向かう。
向かう最中に思うことは、特にいやなイメージばかりだ。いや、理想を目指すと誓いあったんだ、無事に決まってる。イメージを押し殺すように強く祈る。
部屋の前に着く。そこには───
『面会謝絶』
話を聞くと、手術は無事に終わった。しかし、搬送時には意識もなく、今も予断を許さない状況らしい。
呆然としながらその場にへたり込んだ。

あれから暫くして、容体もある程度落ち着き、面会謝絶はとけた。しかし、未だに意識は戻っていないらしい。いつ意識が戻るか分からない彼を時間が許す限り、私は見舞いに行っている。
横に座り、手を握り、話しかける。
学園のこと、花のこと、とりとめの無い話を一方的に続ける。
まるで眠っているだけのようにしか見えず、今にも「おはよう」なんて惚けた顔で起きてきそうだ。それでも、もう一度声を聞きたいと、あの笑顔を見たいと思うことは我儘なのだろうか。

幾つかの季節が流れた。どうしてもトレーニングに身が入らず、今はレースには出ていない。こんな姿をトレーナーがみたらなんて言うだろうか、と1人自嘲する。
いつものように隣に座り、いつものように手を握り、いつものように話しかける。
学園のこと、花のこと、とりとめの無い話を一方的に続ける。
帰る間際、ふと言葉が漏れる。
「私はこんなにも弱かったのだな」
せきをきったように、想いが溢れる。
トレーナーだからここまで来れた、貴様という杖が無ければ1人で歩くことも覚束ない。
後から後から涙と共に言葉が溢れ出す。
すすり泣く声が病室に響いていた。

早く起きろトレーナー！

小説版来たな

別のトレーナーが俺と組まないかってきそう

オラッ！起きる続き止まってるぞオラッ！

前に見たやつは軽症だったのに…どうして…

再放送かと思ったらダークサイドじゃねえか

何処かで熟練度を取りそこねたのか…

ウマ娘の心に呪いかけたいよねわかるよ

因みに蛇足があるけど見たい？

>因みに蛇足があるけど見たい？
見せて！

>因みに蛇足があるけど見たい？
そういう時はｽｯと塩に上げて貼るんだ
見せて

救いは…救いはないんですか

くそ焦らしやがる！さっさと蛇足を後生ですから見せてくださいお願いします

ﾎﾞｸ
ｴｯﾁﾅｺﾄｼﾃﾙﾄｺﾓｸｹﾞｷｼﾅｸﾃｲｲﾉ?

そうして暫く泣いていると、ふと手が握り返されたような気がした。
霞む目で見ていると、確かに動いている。
「えあ、ぐるーぶ…？」
それから後は慌ただしい毎日だった。学園の業務の合間にトレーナーのリハビリに付き合う。トレーニングも再開した。また見てもらう時失望されないように。
また幾つかの季節が過ぎて退院の時が来た。
私はトレーナーの家で1人待つ。大丈夫だろうか、と気を揉んでいると扉が開く音がした。
「ただいま。待たせたかい？」
「おかえり。待たせすぎだ、たわけめ」

たづなさんはたずなじゃなくてたづななんだ

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悲しい結末もいいけど蛇足もいいよね…

ポケ戦の小説版を駄作って言うやつは居ないさ

ポケ戦って小説版あったんだ…

>ポケ戦って小説版あったんだ…
今すぐに探して読め〜〜〜〜〜〜！！

娘よ…娘よ…可能な限り私も力になります
どうかその人と幸せになってください

>>ポケ戦って小説版あったんだ…
>今すぐに探して読め〜〜〜〜〜〜！！
kindleでポチったよありがとう
やっぱり幸せな結末がいいよね…

一流の悲劇も嫌いじゃないけど三流の喜劇も嫌いじゃないぜ〜！

ああ、私は何と愚かなのか
道歩むべきに杖に縋りつくなど
ああ、私は何と弱かったのか
杖無しには歩むことすら出来ないなどと
捨て行くために手にしたものに、心を写してしまうなんて

出来たよモルモット君！！！
説明は省略するが意識を取り戻す薬だ！

いつも問題起こして追いかけ回してたタキオンに救われて素直にお礼を言い辛いけどそれ以上に嬉しくて涙目になってる女帝とか良いと思いますよ私は