「おはようエアグルーヴ」
「あぁ…んっ」
窓の外から入って来る朝日を浴びながら、いつものように軽く目覚めの接吻を交わす。
「今日が楽しみで普段より早起きしてしまったよ」
遠足を心待ちにする小学生でもあるまい、調子のよい文句を垂れる夫にときめいてしまう自分が腹立たしい。
軽くシャワーを浴び、朝食を取って外出の準備をお互いに済ませる。
……普段より少し布面積の少ない下着を装着するのは不測の事態に対応する為である。
もしも奴が妙な器具を装着するように私に迫って来た場合に少しでも下着が汚れる面積を減らすための策略であるため勘違いはしないように。
「そろそろ出ようか」
特に何の要求もする事なく準備が終わる。だが油断はしないぞ、外出先で何をされるか分からんからな。
手を繋いでバスに乗り込む。さぁ長い一日の始まりだ、私は負けない。

「水族館か」
「気が乗らない？」
「そうは言っていない…少し昔を思い出すな」
辿り着いたのは街の施設の中でも特に大きな規模を持つ水族館であった。
現役時代にはトレセン学園の近くにあった水族館にデー……気晴らしによく行ったものだ。
チケットカウンターではこの街の常設サービス、「一心同体割」の文字が並んでいる。
「一心同体割のご利用には一心同体の提示をお願いいたします」

「エアグルーヴ」
彼の呼びかけに小さく体が跳ねる。ほら来たぞ、ここで私を早速辱める気だな。
だが今更私が生娘のように慌てふためくと思っているのなら大間違いだ、貴様の得意げな顔が崩れるのが楽しみ――
「んっ…！？」
気が付くと私の顎がくいと持ち上げられ、静かに唇が奪われていた。
一秒、二秒、三秒…舌が入って来るわけでもない只々優しい口付け。
「〜〜ぷあっ♡」
「行こうか」
チケットを受け取った彼がニコリと微笑んで私の手を引く。
……少し虚を突かれてしまっただけだ、やはり私の夫は一筋縄ではいかない。

館内に入ってからは二人で水槽を眺めたり、イルカショーを見たり…
本当に学生の頃を思い出すような順路で館内を巡っていく。
特に目を引いたのは深海コーナーだった。薄暗い部屋の中でぼんやりと明かりを放つ魚たちの様子は非常に幻想的で目を奪われる。
「君の方が綺麗だよ」
「…馬鹿者」
数多の作品で手垢だらけになったキザったらしい口説き文句をイタズラっぽく彼が放つ。
茶化しているのではなく本心からそう思っているらしいのが余計に腹立たしい……そしてそれに馬鹿正直にときめいてしまう私もだ。
「子供が出来たら連れてきてあげたいね」
そう呟いた彼の言葉に動悸が速まっていく。……貴様との子であれば、私は――

そろそろ日も沈みかけ、夕食を取るために彼が予約していた海が見えるレストランへと入る。
一番景色が良く見える席に通され、そこから眺める海は想像以上に美しい。
夕日と海という物を様々な芸術家たちがモチーフにしているのも納得である。
ゆったりと食事を取っているとウェイターが一本のワインを持ってきた。注文した覚えは無く、詳細を聞いてみれば夫が事前に頼んでいたらしい。
ボトルには私と夫の名前が刻印されていた。
「エアグルーヴの生まれ年に作られたワインなんだ」
「……嬉しいが、何故こんなに手の込んだものを？」
「今日は誕生日だろう？」
……すっかり忘れていた。よくよく今日の日付を思い出してみれば確かに私の誕生日だ。
仕事に夢中になるあまり自分の誕生日を忘れるなどという事は創作の中だけの話だと断じていたが、彼はずっと今日の為に準備をしててくれたらしい。

「そしてこれは僕からのプレゼント」
差し出された黒色の小箱に入っていたのは黄緑色の宝石で作られたネックレス。
「ペリドット…？」
「正解、君に似合うと思って」
彼がそっと私の手を握る。
「僕の妻になってくれてありがとう、エアグルーヴ」
やはり貴様は卑怯だ。これほどまでに真っすぐな感情をぶつけられては……

レストランを後にする頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。
「さて…これからどうしようか、もう帰る？」
私の答えは既に分かっているくせにわざとらしく彼が問いかける。
「……たい」
「聞こえない」
「…ホテルに、行きたい」
絞り出すような私の声を聞いた夫は昼間とは違う怪しい笑みを浮かべる。
「期待してたんだ？」
こうなってしまった彼はもう止められない、自分の浅ましい想像を見破られた私にできることは小さく頷く事だけ。
突然私の身体が抱き締められ、彼が耳元で小さく囁く。
「良いよ、滅茶苦茶にしてあげる」
そういって少し乱暴に私の手を引く夫を見て改めて思った。
やはり私は…彼に勝てないのだと。

やべーぞメジロだ！！

メジロシティだけど一心同体割以外は普通だ！

ちょっと旦那いい男過ぎない？

まあ女帝はメジロ前からこんなんだしな…

大人な感じのやりとりだ…

こいつら今から子供作るんだ！

ウワーッこいつら一心同体するんだ！

模範市民ですわ

>ちょっと旦那いい男過ぎない？
ちょっと？訂正しろ…最高にだ

完全に手綱を握られてますね…

>ちょっと？訂正しろ…「理想の」だ

女帝は間違いなく潜在的マゾ

>ちょっと？訂正しろ…「究極の」だ

>……普段より少し布面積の少ない下着を装着するのは不測の事態に対応する為である。
>もしも奴が妙な器具を装着するように私に迫って来た場合に少しでも下着が汚れる面積を減らすための策略であるため勘違いはしないように。
ｳﾜｰｯ!!

すでに結婚してる二人だ
面構えが違う

この女帝トレーナーさんのこと好きすぎない

>そうでなければ私が結婚相手として認めるはずがないだろう、無礼者め。
お前が言い出したんだろうが！

>「水族館か」
察した

トレーナーがエアグルーヴのこと大好きなのが伝わってくるのが良い

メジロシティでトンチキなことになってないの初めて見た

Sだけどエアグルーヴの事大好きなトレーナーいいよね…

>メジロシティでトンチキなことになってないの初めて見た
麻痺してないかな…

ああ…旦那さん引退してメジログループに務めていらっしゃる…

女帝にサラッと顎クイ出来るのが王子様ポイント高め

>ああ…旦那さん引退してメジログループに務めていらっしゃる…
そういうことか…

>ああ…旦那さん引退してメジログループに務めていらっしゃる…
メジロ時空だとエアグルーヴがウマ娘用品企業の開発部長で旦那がそこの人事部長とかだったはず

最初スズ仮面風なスクかと思ったよ…

ペリドットの石言葉には、夫婦の愛、幸福、和合、希望などがあります

>麻痺してないかな…
人前でキスしてるくらいだし…

>>麻痺してないかな…
>人前でキスしてるくらいだし…
それが麻痺してるっつってんだよ！

引退女帝がトレーナーは来季にはチーム担当になって若い娘に囲まれるのか…とかヤキモキしてたらさっさとメジロ本社決めてきたんだろうな

>>>麻痺してないかな…
>>人前でキスしてるくらいだし…
>それが麻痺してるっつってんだよ！
メジロシティだぞ口を慎め

成人用ベビー服着て成人用ベビーカーにのって成人用哺乳瓶でミルク飲んでるとかじゃないから普通

攻めた下着をたっぷりいじめられてしまう

これにはメジログループCEOもご満悦のご様子

理想のダーリンは夜になるとご主人様に変身する

ドSのSはサービスのSというくらいだ
気配りの達人過ぎる

冒頭でさらりと惚気を聞かされた気がする

お嫁さんのプレゼントに全力出す旦那さんいいよね

こんなスパダリがトレーナーになったら担当が男性観破壊されまくるだろうからメジロカンパニーに入社したのは大正解

領収書が発行されてないあたり全て旦那のみの犯行…！

ですが
このような私でも妻を食べさせるのに困らない給与で雇ってくれたメジロカンパニーがあります

>「……たい」
>「聞こえない」
>「…ホテルに、行きたい」
ここ最高に私の性癖に合っていますね

ウマピョイZ50本お買い上げです

>領収書が発行されてないあたり全て旦那のみの犯行…！
あのプランを考案しているのがこの男だったとしたら？

社員割とかも効いてそうだし…

新妻女帝…これほどの破壊力とは…

メジロのサービスをトレーナーが活用してるの初めて見たかもしれん

水族館も地味に風評被害受けてるよな

ちょっとスパダリ過ぎません？良いんですかこんな男を思春期の少女にぶつけて

ヤル事しか頭にない模範的なメジロ市民だ

理解のあるトレーナーから理解のある旦那様にジョブチェンジしたから問題ありません

メジロシティなのに狂気を隠せている…

メジロシティなんだからホテルくらいレストラン内にあるだろ

元から絆の深いパートナーにとったら天国みたいな街だし…

一心同体割り貰うために公衆の面前でキスしてる時点でマトモではないんじゃないかなぁ！？

やーい！お前ん家！メジロ市内ー！

>やーい！お前ん家！メジロ市内ー！
ヘイトスピーチやめろ

心が通ってないとSMは成立しませんからね

この後エアグルーヴ夫人のお腹にアドマイヤグルーヴを身ごもるんだよね…

メジロシティを有効活用するウマ娘多すぎる…

>>やーい！お前ん家！メジロ市内ー！
>ヘイトスピーチやめろ
でもお前割引のために人前でチューするんだろー！！

>>>やーい！お前ん家！メジロ市内ー！
>>ヘイトスピーチやめろ
>でもお前割引のために人前でチューするんだろー！！
(まだ一心同体のパートナーに出会えていないのですね…)

>やーい！お前ん家！メジロ市内ー！
そういっていたわんぱく坊主がいつか一心同体パートナーとメジロシティに住みだすんだよね…

>一心同体割り貰うために公衆の面前でキスしてる時点でマトモではないんじゃないかなぁ！？
口をつつしめ！
舌を入れてないだろう親愛表現だ！

>この後エアグルーヴ夫人のお腹にアドマイヤグルーヴを身ごもるんだよね…
最終的11人も産むとかスケベ過ぎでしょ

>>一心同体割り貰うために公衆の面前でキスしてる時点でマトモではないんじゃないかなぁ！？
>口をつつしめ！
>舌を入れてないだろう親愛表現だ！
人前でなんて事叫んでるんだ…

一心同体割で一番好きなのはビワハヤヒデとトレーナーの手を繋ぐだけのやつ

この夫婦は相方を最大限気遣ったソフトSMやってそう
ボンデージで拘束されてキュッと目隠しや手枷を嵌められただけで女帝アクメ極めてそう

この旦那は女帝がその日ごとにして欲しいMAXの責めを的確にやってくれるよ

ロマンチックにデートもしつつ最後には獣のようにうまぴょいする…
理想的な一心同体ですわ！

>最終的11人も産むとかスケベ過ぎでしょ
長男の侍心くんもトレーナーになって一心同体のウマ娘を見つけるんだろうな…

尊厳破壊されてないからセーフ

この後メジロUsでは亀甲縛りギャグボール目隠しで徹底的に虐められたんだよね

タマ！俺達はあんな腑抜けた連中とは違うよな！ってタマモクロスと肩を組むタマトレーナー

人妻女帝助かりすぎる

>宝石言葉
>幸せ・夫婦間の愛・和合・平和・豊穣
豊穣とかスケベだぜー！

>>宝石言葉
>>幸せ・夫婦間の愛・和合・平和・豊穣
>豊穣とかスケベだぜー！
11人産もうね…

この女帝入場する時のキスだけでグショグショになってない？

メジロシティの創作ってみんな同一人物なのか同一世界観で複数の人が書いてるのかどっちなんだろう

>>宝石言葉
>>幸せ・夫婦間の愛・和合・平和・豊穣
>豊穣とかスケベだぜー！
乳も尻ももっとデカく育ててやる的なあれ

>この女帝入場する時のキスだけでグショグショになってない？
だからちゃんとグショグショになるの前提な下着を履いてきてるだろ

この女帝は多分取材中もプレイヤーに興じてたしな

この見た目で巨乳ケツデカのボテ腹とか女帝ドスケベだな！

家出る前から心底期待してるよ

ただでさえ大きいおっぱいが更に育ってしまって困る女帝は見てみたい

好きなだけイチャイチャして咎められないのは理想都市だが…

胸とケツがデカいM女帝は飛んでもなくセクシーだと思う

女帝の勝負下着って事はオープンクロッチとか黒のTバックか？

愛され続けて大きくなったおっぱいの谷間に因子汁溜め込んだまま出かける女帝

太ももに汁垂らしてそう

11人も孫出来たら樫の女王も満足でしょ

朝キスして普通に手を繋いで歩いてる時点で尋常ではない仲の良さ

いちゃラブと女帝受けを交互でやってそう