「頼まれていた資料だ」

彼がこういう隙を見せるのは疲労が蓄積されている証拠なので、笑いを堪えながら資料を置いて退室する。ふりをして彼の肩を掴んでぎゅうっとツボを押す。「うひゃおぅわぁ！？」と素っ頓狂の声が上がり、彼の背中がゾゾゾと震えた。

「む、やはり凝っているな。貴様、入浴後のストレッチなどはちゃんとやっているのだろう…な！」

またぐぐぐっとツボを押すと「ああ゛あ゛〜」と声が上がって今度こそ私は耐えられずに吹き出した。彼の方は羞恥に耐え切れずに耳まで赤くなっているのが見て取れる。私が誰もの理想の女帝であるように、彼もまた私の理想とするトレーナーであろうとしているようだが、たまには普通の男として接してもよいのだ。いやそうしろ、いつも私の頭を脳内を蜂の巣箱にしてシロップ漬けにしている乙女のようにしてこようとするくせに、自分は王子様を続けようとするなどと虫が良すぎるのだ。私の気持ちを味わえ。

「ほら、此処がいいのか？ ここか？ それともここか？ ほら、もっと鳴け！ こう、なんとか艶めかしく鳴け！ ふふっ、ふふふ！」

ぎゅっぎゅぎゅっと肩から背中へとツボを押していく。そのたびに変な声を上げながら止めようとしてくるトレーナーを無視しながら、ぐぐぐっと押していき赤くなった耳を甘噛みしていくとついにトレーナーもぐったりとしていった。こうなればこちらのものである、なんだか心が怪しくメラメラと燃えてくる。もちろん卑猥な感情ではない、これは医療行為である！ 私に整体師の資格はないが、こう、ギリギリな所にあるが健康に良いツボがあることぐらいは知っているのである。

と、手をワキワキとしていると、ふと扉からがたんという音がしたのでそっと近づいて、素早く扉を開けてみる。

「うわーっ！？」

するとどうやら扉に耳をくっつけてたらしいトウカイテイオーがべちゃりと部屋に転がり入ってきた。顔を上げると見下ろしている私と目が合う。ついでに椅子でぐったりしているトレーナーも確認される。

「あ、いやぁ〜あのー…えへへ。こう、変な声が聞こえたからつい…そのー…声ー！ 声おっきいってー！ ダメだよ学校じゃー！」

「待てっ！ 何を想像していた！ あれは医療行為だ！」

下郎の身分ではありますが女帝からマッサージを受けてみたい人生でした

ナイス疲労

今日も心地よい疲労だった

「医療行為重点な」「保険適用」「卑猥は一切ない」

今日もお疲れ様です

>「医療行為重点な」「保険適用」「卑猥は一切ない」
欺瞞！

これで残り1日もやっていける

アンタの女帝を待ってたんだよ！お疲れ様です！

テイオーきっと鼻息荒くして盗み聞きしてるな

テイオーも習って自分のトレーナーにマッサージ迫っちゃうやつだな

私もよくトレーナー君からマッサージを受けているぞリンパなどは血が流れにくいからな良く入念にしてもらっているな
首の所を

>テイオーも習って自分のトレーナーにマッサージ迫っちゃうやつだな
(変な声を出しちゃって気まずくなる部屋の中)

「女帝としてはかなり健全で卑猥ではない方だ」「ラブメンテナンス重点」「猥褻が一切ない」

いつもはスパダリのトレーナーが可愛いところを見せると女帝は暴走する

>自分は王子様を続けようとするなどと虫が良すぎるのだ。私の気持ちを味わえ。
こいつ自分の王子様だって自覚あるんだ！

テイオーが真似しようとすると トレーナーが本気でヤバいと思って止めてるのと恥ずかしがって止めてるのの区別がつかずに曇る事になりそうな気もする

耳を甘噛みするマッサージにより血行が促進される
卑猥は一切ない

ここまでやったら逆に反撃が怖いぞ
いつも以上に攻めたマッサージが来たらどうするんだ女帝

疲れた女帝ありがたい...

>ここまでやったら逆に反撃が怖いぞ
>いつも以上に攻めたマッサージが来たらどうするんだ女帝
それは
それで

>テイオーが真似しようとすると トレーナーが本気でヤバいと思って止めてるのと恥ずかしがって止めてるのの区別がつかずに曇る事になりそうな気もする
ここの次男はきっちり口に出すだろう

「俺だって男なんだからさあ…」って次男トレーナーが言ったらにへへへ…ってとろけるよここのテイオーは

そういや疲れた女帝シリーズコレで何個めだ…？

花金前のスパート女帝ありがたい…

１０は確実に超えた

「貴様は少しは私に甘えてみせたらどうなんだ？ええ？」
「いや男には意地ってものがの゛お゛お゛お゛っ！」
「人の意地を毎日破壊しておいて自分だけとは虫がいい話だなあええ？」
みたいな感じでイチャイチャしててほしいですよ

>「俺だって男なんだからさあ…」って次男トレーナーが言ったらにへへへ…って下品な笑いしたテイオーが
>ウマ娘パワーでトレーナーさんのハロン棒を取り出してお口でぴょいぴょい始めるよ

ここのトレーナーはテイオーに随分上から来るからな…逆転されてしまえと思う時はある