「ありがとうトレーナー。君にも帰省の予定があるだろうにつき合ってくれて。」
「オグリが迷って餓死するなんてことは避けたかったからな。」
「む。さすがに心外だぞトレーナー。駅ビルにはたくさんレストランがあるんだからどこかには入れる……はずだ。」

と、他愛もないことを話していると、スマホを操作していたオグリキャップが怪訝な顔をした。

「どうした？」
「ああ、なんでもない。ただ、母がおかしなことを書いててな。」

「最高のトレーナーさんと一緒に帰ってくるのを楽しみに待っています、なんて書いてあるんだ。」
「……なんか勘違いしてるんじゃないか？そもそも別々のところに帰省するんだしな。」
「ああ、多分途中までいっしょに行くのを何か勘違いしたんだろう。」

まあ、トレーナーと担当が”そういう”関係になっているのは珍しいことじゃないが……俺とオグリキャップはそういうのじゃないしな。

「いいよいいよ。さて、じゃあそろそろ行こうか。オグリは何線だ？送っていくよ。」
「あとは実家までもう〇鉄1本だ。」
「え？こっちも〇鉄1本だ。」

おたがい顔を見合わせる。どうやらお互いの実家は同じ鉄道沿線にあるらしい。

「トレーナー、なかなかご近所さんだったんだな。」
「降りる駅も一緒だったりしてな！」
「ふふ、そうだったら面白いなトレーナー。」

実家のあるカサマツに着くまでもう少しオグリとの会話を楽しめそうだ。

コイツらマジ…

再開系幼馴染概念オグリキャップ流行ってくれ。俺以外も書いてくれ……

ええ加減にせえや…

このクソボケどもがーっ！

こ
ク
！

コレもう両方の親わかってんじゃねーか！！

「「元気にしてるかな…」」
「ハッちゃん」「お兄さん」
？
？
？？？？

地元の駅に着いたら2人の名前が書かれた横断幕がお出迎えしてくるやつ

>コレもう両方の親わかってんじゃねーか！！
下手しなくてもカサマツの住民みんなわかってるよ

さすがコメダ珈琲だ…

続きありがたい…

ハッチャンきたな

いいぞもっとやれ！

>地元の駅に着いたら2人の名前が書かれた横断幕がお出迎えしてくるやつ
この二人はそれを見ても同郷だったのか！出来た偶然だなぁ！でマジで家に帰るまで気付かないと思う…

タマちゃん先にカサマツでツッコミの準備しないとまずいぞ

ウチこいつらの専属ツッコミちゃうわ

>コレもう両方の親わかってんじゃねーか！！
むしろ分からない方がおかしいのでは？タマモクロスは訝しんだ

幼馴染みオグリいい…

>さすがコメダ珈琲だ…
何ならウマ娘コラボしてくれれば通うわ
人参ハンバーグサンド（比較的常識弁えたサイズ）とか

道の向こうから仲良く並んで歩いてくる二人が見えて笑顔になる両家
互いに「どうしてオグリ／トレーナーは実家の近くまでついて来てるんだろう」と疑問符を浮かべてる二人を見て笑顔が凍りつく両家

地元の駅には二人の名前の横断幕はあるしどっちの両親ももう親戚づきあいはじめてるよ

なんでや
ウチの実家は北海道や
カサマツちゃうわ

タマ
なんとかしろ

そう言わずにタマモクロスさん
何とかしてください

互いの両親に頼まれたタマちゃんが横断幕持って待ってそう

>>さすがコメダ珈琲だ…
>何ならウマ娘コラボしてくれれば通うわ
>人参ハンバーグサンド（比較的常識弁えたサイズ）とか
なんなら人間サイズ／ウマ娘サイズでやってほしいくらいだ

道中どんなにヒントが溢れかえっていても((偶然って凄いなぁ))で済ませながらお隣同士の実家に到着するまで気付かない二人
私イチオシのクソボケカップルです

トメさんたちも二人のこと知ってるけど
レース前だったりでタイミング逃して二人に同時に挨拶できてない奴！！

カサマツのクソボケスターコンビ

理事長
さすがに理事長は経歴とか見て知ってた筈ですよね？

その日カサマツ中が気ぶった

何処で気づくかのチキンレースですね
私の一押しは最終駅の横断幕です

>理事長
>さすがに理事長は経歴とか見て知ってた筈ですよね？
無粋ッ！

>地元の駅に着いたら2人の名前が書かれた横断幕がお出迎えしてくるやつ
(オグリは当然として俺の名前まで？妙だな…)

>無粋ッ！
このクソボケがーっ！

最近オグリ怪文書多くて助かる

「おかえりなさいオグリキャップ！」
「おかえりなさい○○トレーナー！」

>同郷だったのか！出来た偶然だなぁ！

おめでとう！の横断幕まである

でもこのお互いにクソボケすぎるが故に微笑ましい距離感なのは好ましいですね
次回以降も期待したい所です

むしろ理事長はその辺知らないけど同郷！！多少なりとも打ち解けやすくなるだろう！ぐらいにしか思ってなかったのでは…

孫の顔を見せてくれまで話は進んでるだろうな…

選手の緊急連絡先は把握しておこうな！

でもこの2人なら最終的にゴールインしてくれそうで期待できますね
私イチオシのカップルです

食費問題の解決が急務なんですがそれは大丈夫なんですかね？
トレーナーの実家が農業営んでいると良いのですが

気づき編も見たい…！

「ハッちゃんだったのか…」
「お兄さんだったのか…」
とかやられたら地元民総出のクソボケが飛んでくる

〇〇兄ってよばれたい

まあ…しょうがないな！
で済ませそうな二人

>「ハッちゃんだったのか…」
>「お兄さんだったのか…」
>とかやられたら地元民総出のクソボケが飛んでくる
その日
とある叫びがカサマツ一帯を揺るがした

クソボケがぁーーーーーーーーーーー！！！！！！！

コメダの話題と見れば
あみ焼きチキンホットサンドをオススメすることにしているんだ

この二人だと互いに誰かわかっても
そうだったのか！？って一回驚いて終わりそうな気が…
互いの両親と地元ファンの皆さんの支援に期待したいですね

どうしてうちのバカ息子／アホ娘をこんなクソボケになるまで放っておいたんですかタマモさん

知らんがな！！
元からクソボケどもやないか！！

◆関係ないんやが？

>どうしてうちのバカ息子／アホ娘をこんなクソボケになるまで放っておいたんですかタマモさん
なんで ウチに 聞くんや！！

>どうしてうちのバカ息子／アホ娘をこんなクソボケになるまで放っておいたんですかタマモさん
ウチはタマモクロスといってオグリ係ではないんや
◆知らんかったんか？

タマモさん！！

職務放棄しないでくださいタマモさん！！

そうですよ〜タマちゃん

ウチは…オグリ係やった…？

最終的にお互い顔見合わせて真っ赤になるところまで続けて

いつの間にかウチは二人のお世話係になっとる方が怪文書やろ！

>ウチは…オグリ係やった…？
◆知らなかったのか？

いいだろ…？伝説の芦毛コンビだぞ？

コメダはどこでもあるからな…

>「ハッちゃんだったのか…」
>「お兄さんだったのか…」
「いやー全然気付かなかったなあ」
「私もまさかトレーナーがお兄さんだったとは気付かなかった」
「「じゃあまた」」（普通にお互いの実家にバラっと帰る）

オイ待てェ
「じゃあまた」すんじゃねェ

コメダはフットワーク軽いけどコラボは少しずれてるんだ
知らなかったのか？

知らなかった…

付かず離れずの距離感を維持していますね
これには周りも焦れてしまうでしょう

こいつらはこのまま何年かこの関係性を保ったままなんとなくふらっと結婚するよ
結婚しても距離感はこんな感じだよ

>「「じゃあまた」」（普通にお互いの実家にバラっと帰る）
慌てて実家同士が緊急合同食卓を開くレベルだぞオメー！

>オイ待てェ
>「じゃあまた」すんじゃねェ
これから家族ぐるみの食事会のメニュー決めなきゃだろうがァ

キブリゴリョウシンになっちまう〜！

ハッちゃんって誰やろ
キャラストに出てくるんやろか

>ハッちゃんって誰やろ
オグリキャップの幼名のハツラツのこと